真心の掛け算2021.10.9

 

仕事の引き継ぎを受ける時

特に、お客様の担当を引き継ぐ時

前任者のようにお客様に満足いただけるだろうか?

というような

なんとも言えないプレッシャーがあります

 

先日、いつもの美容室で

初めて担当してくださった美容師さん

前任者からの引き継ぎを受けた方でした

 

4年ほどお世話になったスタイリストさんが

東京に戻ると知って

おめでとう!の嬉しい気持ちと

寂しさと、ちょっとした不安と

入り混じり

 

私も少しだけ心配していました

新しく担当してくださる方のことを

比較して見てしまわないかと

 

その心配も、一瞬で吹っ飛びました

 

前任者の色(意向)を尊重しながら

ご自身の色を見せてくださいました

 

そのバランスが見事で

プロ意識が高さとお人柄のよさを

手に取るように感じました

 

そして、何より

前任のスタイリストさんのお人柄と

仕事ぶりも素晴らしかったのだなと

 

周りのスタッフさんたちも

彼女を尊敬し大好きだということが

伝わってきました

(私もそうだから)

 

一緒に仕事をしてきた仲間が

その人の素晴らしさを尊重し

思いやりをもって仕事をする

本人がその場にいなくても

 

これって真心そのものだなと

じーんとしました

 

真心は在り方そのもの

真心はお相手の心に残る

真心の連鎖って美しい

 

 

出会いに恵まれて嬉しい

この仕事をしていてよかった

真心としぐさの研究家

平岩裕子